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blog【院長ブログ】親知らずの抜糸

2022.08.06

親知らずの抜糸

親知らずの抜歯後は縫う必要はある?

親知らずを抜いた箇所は、穴があき骨がむき出しになります。
そこに血が流れ込んで血餅(血液が凝固したもの)になり、フタのような役割を果たします。しかし歯磨きで剥がれ落ちてしまったり、うがいで流れ出てしまったりすることがあるため、それを防ぐために縫合します。

縫合・抜糸の痛みについて

●縫合時

縫合で痛みが生じることは、まずありません。
それは、親知らずを抜歯する前に施した麻酔が効いているからです。

麻酔は1時間から長くて4時間ほど作用します。

●抜糸時

抜歯の痛みはほどんどありません。

それは使う縫合糸の素材や太さ、糸を結ぶ強さが関係していくるからです。

●縫合しない場合もある

縫合する理由について前述で説明しましたが、「ガーゼで噛んでいれば問題ない」と判断した場合は縫合しないケースもあります。
つまり、歯科医師が縫合することにメリットがあると判断した場合は縫い、そうでなければ縫わないということです。

抜歯から抜糸までの流れ

●初診から抜歯

検査で親知らずの生え方や歯茎の状態を確認し、抜歯の必要性やどういった処置をするかなどを判断します。
必要に応じて歯石除去やクリーニングを行い、歯茎の状態が整ったあと抜歯に。
なお、抜歯は麻酔を施したうえで行います。

●縫合から抜糸

抜歯後の穴や切開した歯茎をふさぐために縫合します。
おおよそ1週間から2週間ほど期間をあけ、傷口がふさがった後に抜糸を行いますが

抜歯の翌日には術後のチェックと消毒のため通院が必要となる場合があります。

●抜糸後

抜糸後、歯肉が元に戻るのにはおおよそ1か月、内部の骨が治るには3か月以上の時間がかかると言われています。

抜歯後の注意点

抜歯後に止血を行っても、翌日までは唾液に少量の血が混ざることがあります。頻繁に唾液を吐いたりうがいをしたりすると、余計に出血する恐れがあります。

また、激しい運動や飲酒などによる血圧の上昇が原因となり出血する場合があるので、要注意。抜歯を行った当日は麻酔が切れるまでの飲食は控え、入浴もシャワーで済ませしょう。

親知らずは必ずしも抜かなければならないわけではありませんが、もし痛みがあるならば早めに歯医者さんへ行くことをおすすめします。

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