親知らず抜歯後の頭痛
親知らず抜歯後の頭痛が生じる原因
親知らずの抜歯後には、頭痛や発熱など風邪のような症状を引き起こすことがあります。
頭痛は抜歯後の傷を治そうとするときの炎症の兆候で、誰にでも起こり得ることです。きちんと抗生剤や消炎剤を服用し安静にしていれば回復します。
親知らずが真っ直ぐ生えていない場合は、周りの骨を削る必要がありこの時、治療機器により頭が振動し、頭痛が引き起こされることがあります。
また下顎の骨は上顎と比べて硬くしっかりとしているため、多くの骨をより長い時間削ることになるでしょう。
骨を削る量が多いと痛みが増大し、頭痛を引き起こす可能性が高くなります。
親知らずで頭痛に悩まされない対処法
歯科医院でレントゲン写真を撮ったときは、親知らずが正常に生えているのか斜めに生えているのか、炎症を起こしやすい状態なのかも歯科医師に聞いておいた方が良いでしょう。
親知らずの抜歯後の注意点
発熱は親知らずを抜いた翌日から2~3日起こります。これは炎症が48時間後にピークに達するためです。抜歯後は飲酒、運動などの血行が促進される行為は発熱を悪化させてしまうため控えましょう。湯船には浸からずシャワー程度にしておく、やわらかい食事を心がけ抜歯をした反対側で噛むようにしましょう。また生活リズムの乱れや過労によって免疫機能が低下してしまうと感染を起こしやすくなるため、より良い予後のために規則正しい生活を心がけ、処方された抗生剤は飲み切るようにしましょう。
親知らずの抜歯後に発熱が起こった場合は、放置せずすぐにかかりつけの歯科医院に相談しましょう。