親知らず抜歯後の歯の磨き方の注意点
磨き方について
抜いた部分の歯ぐきに歯ブラシの毛先が強く当たらないように弱い力で磨きましょう。それ以外の歯は通常通りに磨いても問題はありません。
歯ブラシについて
歯ブラシは、普段使用している歯ブラシで磨いて問題ありません。もし、抜歯当日に歯科医院から処方された歯ブラシがある場合は、専用の歯ブラシを使用しましょう。
歯磨き粉について
歯磨き粉を使用しても問題ありません。特に専用の歯磨き粉はありませんが、普段よりも磨きにくいため、消毒効果の高いものや低発泡性のジェルタイプの歯磨き剤が最適です。
うがいについて
抜歯当日のうがいは極力控えましょう。強いうがいや何度もうがいをすると、抜歯後の傷口のふたの役目をしている血の塊が流れてなくなり、細菌感染しやすくなります。抜歯2日目以降からはうがいを行い、歯科医院で処方されたうがい薬がある場合は使用しましょう。
うがい薬について
抜歯した後はうがい薬が処方されることがあります。1週間程度で使用できる量ですので、使いきりましょう。その後も歯科医院から処方された場合は、歯磨きの後にうがい薬を使ってうがいをすることで、抜歯した周りの汚れや傷口周辺の消毒になります。うがい薬が処方されず、うがい薬を使いたい場合は、低刺激で薬用成分の配合されているうがい薬を使うと良いでしょう。
親知らず抜歯後の歯磨き時の細かい注意点
歯磨きは麻酔が切れてから
抜歯当日、麻酔が効いている間は歯磨きは避け、麻酔が切れてから歯磨きを行いましょう。出血や痛みがある場合は抜いた側に歯ブラシを当てることで、逆に痛みが強くなったり、出血したりすることもあるので、当日は無理に磨かなくても大丈夫です。
傷口の糸に注意する
歯磨きは抜いた歯の周りの歯肉には触れないようするのが大切。糸で縫っている部分に歯ブラシの毛先が引っかかると、痛みを感じる場合があるので、その場合、少しやわらかめの歯ブラシがおすすめです。一般的に糸を抜くのは抜歯後1週間から2週間後です。この期間はやわらかめの歯ブラシを使い、歯肉に刺激を与えないようにしましょう。
傷口の糸が緩くなってきたら受診する
抜歯後、3日くらい経過すると歯肉が治癒することで糸が緩くなることがあります。その場合は、自分で切らず、歯科医院を受診しましょう。